
ラトビアにあるAzeron社のゲーム用キーパッド。
SYNDUALITY Echo of AdaはJoyPadでやってた。が右スティックがカメラと照準を兼ねていて、動きを早くすると照準ができず、遅くすると振り返りが遅すぎて敵に対応できない。一瞬で後ろ向ける速度で精密な照準なんてできるわけもない。照準可能にすると振り返りに数秒かかって、真後ろからvPせまってるのに無理という。
操作を右手マウス・左手キーボード、俗に言うモンゴリアンスタイルにすると上記は解消する。マウスなら当然ながら動きを早くも遅くもできるから。
ただ今度は移動がWASDキーになってしまい、8方向にしか動けなくなる。移動中に他のキーを押す事も難しく、せいぜい親指でジャンプ(Spaceキー)・小指で踏み込み・ダッシュ(Shift/Ctrlキー)くらいで、右移動しながらリロード(Rキー)とか指が痙攣するだろう。
JoyStick付きの左手用キーパッドもいくつか売ってるけど、どれもキーはテンキーに毛が生えた程度で、奥の方なんてJoyStickから親指離さないと指が届かない。なので実質は8キー程度しか使えない。足らん。
そこで消去法で残ったのがAzeronのCyborg II。195ユーロ、+送料が約30ユーロ。高え。

色は銅色にしてみた。
奇っ怪な見た目だけど、非常に合理的に作られている。現物手にしてみて、これはこの値段になるわなあ、という感じの精緻さだった。土台はスチールだが部品はほぼ3Dプリンター。それでも良くもまあこんなん作ろうと思ったな。

親指のJoyStickの位置を前後左右上下に移動させて決めたら、それに合わせて残り4本の指に対するスイッチの手のひらからの距離・高さ・角度を個別に調整できる。

一つの指に対してスイッチが5つ(人差し指と小指は6つ)あって、指ポジションを移動させずにそれらを押せる。キーボードみたいに指を前後左右させなくても良い訳で、これは大変快適だ。
JoyStickも付属のスティックを交換する事で長さを変更できる。更に操作範囲を限定させるリングもあり、少し倒すだけで全開にできたりする。それでも足りない場合はフルになる角度を添付ソフトで調整できる。

スティックの土台は回転できて、私の場合4方向デジタルスティックが邪魔だったので前に倒している。当然上下左右の方向が変わるんだが、これもソフト側で調整できる。

あとはどのキーに何をアサインするか決めればいい。タイトルも日本語で付与でき、改行は入らないものの長ければ複数行表示にはなる。

設定は本体に6つ、ソフト側には制限なく(たぶん)保存できる。
...という訳で一昨日から使い始めたんだが。いやー難しい。特に今まで移動は左手で左スティック、踏み込み・ジャンプ・ダッシュは右手でB/A/R3、と分業してたのを全て左手でやる事になる。3ボタンマウスにすると右手を全て攻撃系(照準・発射・格闘)にまとめられるのは楽ちんだが。(ちな黒い砂漠用にしてたロジのG600)
左手ハノンを初めて練習した時の感じ、と言えばピアノ経験のある人には分かってもらえそう。いやギターの運指のほうが近いかも。
とにかく新しい楽器を練習する感じになっている。
とりあえず無料機体に無料武器で練習出撃してるが、倒されまくり。最弱の犬っころとかでも2〜3頭相手にすると負けてしまう。移動が全然上達しない。
何にしても200ユーロ以上払っちゃったんで頑張る。習熟したらメッチャ強くなる確信はある。