2014年02月22日

プライベートIPアドレスとnext-default subnet

ご自宅LANとかだと、IPアドレスは通常プライベートアドレス( 192.168.0.0〜192.168.255.255)が割り振りされていて今や発売される民生用のネットワーク機器(ルーターとか)は下手するとIPアドレスが192.168.0.1固定とかだったりする。

しかし、プライベートアドレスがRFC1918(訳文はここ)で規定されたのは1996年の事であり、それ以前はLANであってもプライベートアドレスなんて概念は無いに等しかった。勿論お宅内LANで使う機器にいちいちグローバルIPを付与するのは現実的ではなかったし、その上NAT機能のある民生用ルーターなんてものも販売されていなかったのでインターネットに接続するのは個別マシンに接続したモデム(2400bpsとかのピーヒョロヒョロうるさい奴ね)経由で、イーサネットはLAN内での通信専用だったのだ。

我が家で最初にLANを敷設したのは1992年。NeXTコンピューター製の当時最新だったNeXTstationのColorTurboを自腹で購入し、Macintoshと10base2で結んだ。その時割り振ったIPアドレスは、当時NeXT社ではDefaultのサブネットをnext-default subnetと呼んで192.42.172.*としており、勿論ウチでもそれに倣って192.42.172.1からIPを振り始めたわけで。

ところが何時の間にやら世の中の民生用機器はプライベートIP前提になってしまい、我が家は困った事態に陥っている。ハードウェアはプライベートIPアドレスしか受け付けない物が増え、ソフトウェアも同様になりつつあるからだ。

更に。当時はDHCPなんてものも無かった(これも1996年くらいから)。当然ネットワーク機器には全て自前で手動でIPアドレスを付与しなければならなかったので、アドレスが衝突しないようにExcelで機器リストを作成して管理していた、というか今でもこの時作成したExcel表は現役で20年以上同じファイルを使っている事になる。

このファイルのエントリを見ると、最大254個のうち230個まで使用済みだった。今や稼働していない機器も多数あるものの、生き残っているものだけ数えたら62個(1台に複数のネットワークカードが刺さってる場合が多いので機器台数は半分くらい)あった。最近のものやモバイル系はDHCPにしているので実稼働数はもう少し多い。モバイル系とか試験用DBサーバーとかは常時電源が入ってる訳でも無いけど、それでも電気代凄い訳だあな。

いや電気代はともかく(良くないけど)、これだけ稼働してると今更サブネットを移行できない。全部のパソコンやサーバーのIPアドレスを手動で変更して、アマタあるレイヤー2スイッチの学習テーブルを全てリセットして、とか考えるととても1日2日で終わるとは思えない。設定変更後の安定化なんて気が遠くなる。やる気出ません。

そんなこんなで、プライベートIP前提の機器相手に毒づく今日この頃。いや悪いのはもっと早めに対応しなかった俺なんだろうけど。愚痴りたくなったんだよ。
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posted by しかぽん at 09:35| 仕事・コンピューター・ソフトウェア