2015年10月10日

デンキ信号はアナログ...

オーディオ製品に理論的説明を加えると墓穴を掘る例。

アイオーヒストリー「専売ブランド「挑戦者」シリーズは アイ・オー自身の挑戦でした。」

ちょっと長いけど引用;
「ちなみにNASで音が変わるのは別に音楽データが改変されるわけではありません。どんなNASからも同じデータが転送されています。しかしそれを転送している電気信号は“アナログ”なんですね。電気信号にノイズが混入すると、相手先のプレーヤーがデータを音の変換する際の精度が落ちてしまうんです。そうした部分にオーディオ的な創意工夫を投入したから、HFAS1の音は一聴して素晴らしいと判るんです。」


えー...

fidataのLANって有線イーサネットだよね。ケーブルにノイズが乗ってたとしてもイーサネットのデータリンク層がチェックサムでエラー検出するし、エラーが検出されればトランスポート層であるTCPから再送要求がされるよ、滅多に発生しないけど。そして受信した信号は元データを復号化するのに必ずバッファを経由する。つまりD/Aに入るデータは元ファイルと同一バイト列であることが保証されるから変換精度(D/Aコンバーターにそんな指標あるっけ?)が落ちるとかあり得ない。更にそのクロックはプレーヤーが供給するからネット由来のジッターも存在できない。そもそも非同期な伝送だからパケットの到達時間は前後するのでジッターとか意味無いしね。もし無茶苦茶再送が発生するほどのノイズがあるなら速度が落ちて音飛びとかも起こるだろうけど、屋内で有線LANでそんな事態って。部屋で溶接機を使い続けるとか?


アイオーもこんな記事書いてるからオカルトって言われちゃうんだと気付こうよ。ていうかここまで来ると詐欺に近いんじゃないか?

商売的な話をするなら、オーディオマニアをメシの種にするのに中途半端な説明しちゃダメでしょ。「音に深みが」とか「広大な音場が」とか「薄皮が剥けたような」とか言ってるだけの方が良いと思うよ? それなら少なくとも詐欺にはならないよね。
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posted by しかぽん at 10:24| その他