2017年03月08日

豊かな社会

吉野家HDの会長が笑える記事をダイアモンドオンラインに書いている。

私が「受動喫煙防止」の法案に反対する理由

彼は受動喫煙防止のために厚労省が国会に提出しようとしている「健康増進法改正案」に反対なんだそうだ。その理由が、
「多様な選択肢があることが豊かな社会の象徴」「利用者にとって選択肢が多ければ多いほど、豊かな社会といえます。」だと言う。そして事業者は努力で分煙・禁煙室が実現できていて、小さな店は逆に喫煙で顧客を得ている以上それを奪うべきではないそうだ。商売だけ見ればそうだろう。

しかし、もうそういう段階ではないと分からないのだろうか。受動喫煙による死亡は少なくない(日本では受動喫煙が原因で年間1万5千人が死亡 4 注・PDF)。この数字を鵜呑みにはできなくても、仮に半分としても既に交通事故の死亡者数より多いのだ。この推計は家庭と職場についてだから、飲食店での寄与度はより少ないかもしれない。しかしだからといって影響が無いなんてあり得ず、分煙とかいう半野放しで良い訳がない。禁煙化で潰れる店は潰れれば良いのだ。

そんなに多様性が大切ならば、飲酒しての運転も個人の自由として認められるべきだろう。そういう主張と同じなんだって吉野家には分からないらしい。どちらも人を殺す事において等価だ。いや死者数が多く殺人者が特定できないだけタバコの方が悪質だ。

そんな選択肢が豊かな社会の証拠か。それなら豊かさなんて要らん。

吉野家に行かなくなって久しいけど、更に行きたくない理由が増えたな。
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posted by しかぽん at 16:57| その他