ピアノを弾く時って、打鍵の強弱に関わらず鍵盤を押した指がストロークの底を打った時に音が出る。ところが三和のボタンはアクチュエーションポイントがとても浅いのに底までのストロークは結構長い。つまり鍵盤の押し初めで音が出てしまい、底に着いた時にはもう鳴ったあと、という感じになる。これはヒジョーに気持ち悪い。
でアクチュエーションが深い30mmのボタンを探したところ、QanbaのGravity KTというのがストローク可変らしい。ストローク変えてもスイッチとして働くという事は、アクチュエーションポイント(長いなあ)が奥にあるって事で、少なくとも三和みたいに触っただけで音が鳴る、という事にはならないに違いない、と賭けに出た。

とりあえず5個買ってみた。

ボタン上部を回す事でカムが切り替わりストロークを3段階に変更できる。単にボタンの高さが変わるだけなんだけど。

入れ替え完了。ストロークは最も短い位置(つまり深い)にした。
ついでに台紙をU149正月仕様に。
使ってみて、底で鳴るとまではいかなかったけれど、だいぶ奥になったのでピアノ感が良くなった。ついでに静音ボタンなので静か。ボタンの左右ブレも少なくなり全体的に高級感が出たけど、そりゃあ三和の倍額だし当然か。
何曲かプレイしてみて、最初はスコアがたがたになった。今まで底を打つより早く鳴るので無自覚ながらも遅めの打鍵だったらしい。底で鳴るようになったので気持ち的にかなり早くキーを打たないといけなくなった。たぶん1〜2フレーム程度の差なんだけど、楽器的には60分の1〜2秒って決して短くないんだと。格ゲーだと1フレームってメッチャ短いのになあ。
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